みなさんは一本の芝居をやる時
どれくらい稽古しますか。

私がお芝居する場合は
30回を基準にしています。

演劇プロデュース「とろんぷるいゆ」で自分が芝居をする時も
境町演劇フェスティバルで受講生にお芝居してもらった時も
県教育文化事業団から演劇セミナー任された時も
だいたい
30回の稽古で本番を迎えました。
ちょっと反則技ですが
毎年、後期に担当してる
県立県民健康科学大学の「舞台芸術」講座では
90分2コマの実技8回で
本番となりますが
ここでは15~20分の短いお芝居をやっています。

四年ぶりの「とろんぷ・るいゆ」芝居は
6月28,29日が本番。
初稽古は3月18日で、火曜・土曜の夜を基本に
これまで9回を過ぎました。
三分の一を迎えようというこの時期、
そろそろ!
セリフを入れなければいけません!!

「ただいま。そうなのよ、あなた。誰もいないとわかっていても、ここではこう言わなければいけないの、声に出してね・・・」

う・・・ん、ここまでは覚えたぞ・・・。
でも待てよ。
「こう言わなければならないの」だったかな?
あれ?
うろ覚え。
別役さんのセリフは、だいたいこんな感じで進むから
必ずこういうところでつまずきます。

「それは意味が通じれば、どっちでもいいんじゃないの?」
ってよく言われるんですが
私はわりときちんと覚えないと落ち着かないタイプです。
なんか、作者に悪いなあと思います。

数字が並んでると、つい最後まで数えちゃうほうです。
数えきらないと
そのあとの人生でいつまでも後悔するかも
って思っちゃう気の小さいやつです。